「犬猿」兄弟姉妹のお話
窪田正孝等々主演「犬猿」
半年近く記事を書かずに過ぎましたが、今や日本、いや世界は新型コロナウイルス感染防止のため、完全外出自粛ムード。私も大学は夏休みまですべてオンライン授業となってしまい、自炊と睡眠以外の時間を何に使うべきか、毎日試行錯誤しています。
おかげで「ストーリーオブマイライフ」や「ブラックウイドウ」など見に行きたかった作品の劇場公開が遅れる、もしくは公開していても映画館に見に行くのが阻まれたりなどしておりますが、3月にはU-NEXT等に入会し、在宅1日1映画生活に励んでおります。
さて「犬猿」の話です。
窪田正孝と新井浩文(いろいろあったひとです)の兄弟、筧美和子とニッチェ江上の姉妹がそれぞれいがみ合う姿を互いに交えて描いた作品。2018年2月公開です。
私は同性の兄弟がいないので彼らの兄弟に対する感情は私が持つのとは少し違うようでしたが、自分と兄弟をいつも比べてしまうのはなかなか辛そう。
三人に二人はいるであろう兄弟の話だから、友達同士で兄弟に関する議論のきっかけになりそうですね。
兄弟って、親でも友達でも恋人でもない特殊な存在で、普段意識しないだけで、互いにそれ特有の感情を抱いてる。たいていの場合、生まれてから家族という領域の中で一緒に過ごしている時間が同世代では特別長くて(21歳の見地です笑)年齢は違えどため口で話すある程度対等な関係。
きっと幼少期一緒に遊んだ記憶なんかが潜在意識下にあって、相手の嫌な部分も好きな部分も言葉にうまくできなくても知ってる関係。だから喧嘩してもどこか認めている部分があるからうまくいく関係。
仲の悪い兄弟を持つ人にはそんなこと微塵も浮かばないでしょうが、私にはそんな楽観的な考えがぽっと浮かんで、
この映画は兄弟について考えさせてくれた、素敵な映画だ。
なんて思いました。
窪田正孝さんはほんと万能な役者さん。あの善悪の切り替えがたまらなく良かった。ほんとに演技好きです。
ニッチェ江上さんも演技上手だった。調べたら演技の学校出てたみたいです。
以上。これからはもう少し更新します…